東野圭吾さんの早すぎる逝去を悼む|大腸がんから命を守るために|川崎市多摩区の消化器内科・内視鏡(胃・大腸カメラ)|すずき内科・内視鏡クリニック

〒214-0014神奈川県川崎市多摩区登戸2092-1 FLAG NOBORITO 4階

044-299-6522

WEB予約 お知らせ 診療時間
すずき内科・内視鏡クリニック

東野圭吾さんの早すぎる逝去を悼む|大腸がんから命を守るために

東野圭吾さんの早すぎる逝去を悼む|大腸がんから命を守るために|川崎市多摩区の消化器内科・内視鏡(胃・大腸カメラ)|すずき内科・内視鏡クリニック

2026年7月30日

先日、数々の名作を世に送り出された作家の東野圭吾さんが、大腸がんのため68歳という若さで逝去されたという悲しいニュースが届きました。日本中を魅了し続けた素晴らしい才能が失われたことに、深い哀悼の意を表します。

私にとってほぼ唯一の趣味と言っても過言ではないのが、東野圭吾さんの作品を読むことです。学生のころから大ファンで新刊が出れば必ず購入し、時間が経つのも忘れて読書に没頭していました。数々の作品が映像化されており、昨年公開の映画「ブラック・ショーマン」を見るために数年ぶりに妻と映画館に足を運んだのがついこの間のことのように感じます。思い返せば直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」も当時結婚前の妻と映画館で鑑賞しており、東野作品は私の人生の中でも良き思い出の1ページとなっています。

東野圭吾さんの訃報を受け私の胸に去来したのは、もう新しい東野作品を読むことができないのかという喪失感と「大腸がん」でなくなる方、悲しむ人を無くしたいという内視鏡医としての思いでした。地域の皆様の健康を守る医師として、改めて「大腸がん」という病気について、そして検査の大切さについてお伝えしなければならないと感じています。



大腸がんは、初期には「まったく症状がない」病気です

大腸がんは、日本の罹患(りかん)数・死亡数ともに上位を占める非常に身近ながんです。特に40代を過ぎると、そのリスクは急激に高まります。
最も知っていただきたいのは、「大腸がんは初期段階ではほとんど自覚症状がない」ということです。
お腹が痛い
便が細くなった
便に血が混じる(血便)
このような症状が現れたときには、すでにがんが進行しているケースが少なくありません。「元気だから」「お腹の調子が良いから大丈夫」という自己判断は、大腸がんにおいては非常に危険です。

大腸がんは「予防」ができるがんです

恐ろしいイメージのある大腸がんですが、実は「早期に発見できれば、非常に高い確率で治る(根治できる)がん」でもあります。
多くの大腸がんは、まず「大腸ポリープ(良性のイボ)」として発生し、それが数年かけてがん化していきます。
つまり、定期的に大腸カメラ(内視鏡)検査を受け、がんになる前のポリープの段階で切除してしまえば、大腸がんになること自体を未然に防ぐことができるのです。

まずは一歩、検診への行動を

「いきなり大腸カメラを受けるのは怖い、恥ずかしい」という方も多いと思います。
その場合は、まず自治体や職場の健診で行われる「便潜血検査(検便)」を毎年必ず受けてください。これだけでも、大腸がんの死亡リスクを大きく下げることができます。
もし便潜血検査で「陽性(要精密検査)」が出た場合は、決して放置せず、必ず大腸カメラ検査を受けてください。

真実を暴くのは「ガリレオ」ではなく1本の内視鏡

東野圭吾さんのあまりにも早い訃報は、私たちに大きな衝撃を与えました。この悲しいニュースを単なる一過性の報道で終わらせるのではなく、ご自身や、大切なご家族の健康に目を向けるきっかけにしていただきたいと切に願っています。
「40歳を過ぎて一度も検査をしたことがない」
「最近、お通じの様子がなんとなくおかしい」
そんな不安や疑問がございましたら、どうぞお気軽に当院へご相談ください。皆様が一歩を踏み出せるよう、私たちはいつでも丁寧にお話を伺います。

当院では早急に内視鏡検査を受けていただけるように、検査枠を多く設定しています。大腸カメラの予約も通常1週間以内(最短翌日)に可能です。予約可能日時の最新情報はホームページにも記載しております。まずは一度外来にご相談にお越しください。

最後に東野作品の1ファンとして

『永遠の記憶』

ガリレオ誕生30周年を祝う最高の楽しみであると同時に東野圭吾さんが遺してくださった最後の贈り物になってしまいました。ページをめくるのが待ち遠しい反面、読み終えたら本当に最後なのだと思うと寂しくて堪りません。感謝を込めて、一文字一文字を大切に受け取りたいと思います

top